*「歴史を簡単にご紹介!」
掛軸は飛鳥時代、中国から仏教が伝来した時期に
日本に伝わったといわれます。
当時は「掛けて拝する」という礼拝の意味が
あったようですが、平安時代から鎌倉時代そして、
茶の湯が流行した室町時代へと時代の流れと共に、
仏教画から、山水画など多くの「掛軸を飾る」文化
が根付いてきたのです。
花鳥風月を題材にした安土桃山時代をへて文人画が
流行した江戸時代に至り様々な絵師たちにより
数多くの作品が世に出され、
明治時代を経てさらに芸術的価値が高まり
日本美術院などを生み出し、現在に至っています。
*「どんな絵の種類があるのでしょう?」
掛軸の絵には山水・四季の花・鯉・猛虎・富士山
高砂・朝日・鶴亀などいろいろな種類がございます。
それぞれ意味がありますが、その一つ「山水」
一般的な山水の構図をみますと
遠山(とおいやま) ・・・変わらない形・変わらない・平和・安心・安定
川・河・滝・・・刻一刻の時の流れ
橋・船・・・人と人の架け橋・関わり・交流・絆
老人・人・・・年老いても働ける・健康
家・・・安住の地
一つの絵の中にも絵師の願いや思いがあるようです。
* 店内に展示してございますのでお問い合わせくださいませ。
販売価格帯
※一般的な掛軸…プリント加工や一部手書き 12,000円~20,000円
※手書きの掛軸…通常手書き掛軸や作家物掛軸 30,000円~150,000円