初盆の迎え方
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故人の四十九日の忌明け後、初めて迎えるお盆を【新盆=ニイボン】といいます。
【初盆=ハツボン】、【新盆=シンボン】などと呼ぶこともあります。
故人が亡くなって四十九日の忌明け後、初めて迎えるお盆を新盆といいます。
四十九日より前にお盆を迎えた場合は、翌年のお盆が新盆となります。
新盆は、故人の霊が初めて帰ってくるお盆なので、家族や親族のほか、
故人と親しかった方を招いて、僧侶を迎えて、読経してもらいます。
仏壇には盆の期間中、朝、昼、晩と3度家族と同じように
食事を供えるようにします。
これを「霊供膳(りょうぐぜん)」と言います。
普段のお盆よりも手厚く供養するのは、人の情として自然なことと言えるでしょう
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お盆を迎える準備 (地域によって異なる場合がございます。)
お寺への依頼
・お寺によっては、提灯が必要の場合があるので
習慣をたずねておきます。
お墓のお掃除
・帰ってこられる霊のために、お墓のお掃除は盆月に
入ったらすぐに始めましょう。
自宅の準備
・盆棚・仏具などの用意
・初盆の場合、初盆用の提灯や返礼品の準備、料理の手配。
新しいロウソクやお線香など、必要なものは早めに購入しておきます。
(迎え火や送り火のときに用いる松の割り木なども)
8月12日
・準備 お供え物の準備をする。
・お迎え提灯 お供え物・花・線香・ローソクなどを準備。
盆入り
・準備 仏具・御霊膳・花・提灯などを供えます。
お盆中は、灯明を絶やさず三度の食事は
家族と同じものを供えます。
(地域により供え物は様々です。)
13日
・午前 家族そろってお墓参りに行きます。
迎え盆
・お墓で線香をつけ、その火を提灯に移して持ち帰ります。
この火が精霊だとも言われており、その火を提灯の灯明に移す。
最近は火の始末の心配もあり、形式的に済まされる事もあります。
そのために、電気式の盆提灯も普及しています。
夕方
・迎え火をたく。(迎え火の習慣のある地域のみ)
戸外が暗くなったら、家の門口や玄関で「迎え火」をたきます。
・精霊が迎え火を目印に帰ってくると言われるためで、
盆提灯の電気をつけることも同様の意味があります。
14日~15日
「迎えは早く、送りは遅く」と一般には言われています。
(盆中日)
・読経 僧侶を迎えて、読経をしていただく。
・会食 宗教、宗派に関係なく、親族や故人と親しい人たちを招いて、
会食をする事が一般的に多いです。
お盆の明け
・午前 霊は午前中まで我が家に居るのでお供え物をします。
16日
・夕方(送り火) 送り火をたいて、御霊のお見送りをしたり、精霊船を流す地域もあります。
「来年もお会いしましょう」という気持ちを込めて送ります。
*1ケ月以上前までにお寺の手配・提灯・返礼品の手配、
食事の手配などを行ないます。
*地方により7月に行なう場合と8月に行なう場合があります。
お寺への連絡
・お盆期間は、お寺も大変忙しい時期です。
(初盆の場合には、なるべく早く菩提寺に連絡をします。)
・念のため、白提灯の供養の仕方も確認しておきます。
案内状の手配
・初盆は、親族だけでなく知人や友人たちを
招いて法要を行うのが一般的です。
お葬式のときに記帳して頂いた会葬者名簿などをもとに
案内状を出します。
親族だけで行なう場合には電話での連絡でも良いでしょう。
・初盆や、会社関係などで執り行うお盆の法要の場合には,
往復ハガキや返信用のはがきを同封した封書などで、
案内状を用意し、出欠をたずねます。
料理の手配
・法要のあと会食がある場合には、料理の手配または用意をします。
・仕出しなどを予約する場合には、
おめでたい伊勢海老や鯛などの献立は避けた方がよいので、
予約の際には、「お盆の法事で利用します」と、
利用目的を告げましょう。
お返しの手配
・返礼品はお盆の法要の参列者へのお返しの一部と考えられます。
・法要のあとで会食を行なう場合には、
その会食もお返しの一部となります
・のしの水引きは、黒白または双銀の結び切りにします。
・返礼品としてはそうめんやのりなどの食品、洗剤やタオルなどの
実用品が良く用いられます 。
(予算は、1,500~5,000円程度が一般的です。)
・おもてなしの席を設けない場合には、
折詰めの料理と飲みものを用意し、返礼品と一緒にお渡しします。
御布施の用意
・僧侶がお斎を辞退されたら御布施または御経料・お車代の他に
御膳料を加えた3つをお渡しします。
・お金を入れる袋の表書きは薄墨ではなく普通の墨で書きます。
半紙の中包みに入れ、奉書紙で慶事の上包みの折り方をするのが
最も丁寧な形ですが市販の白い封筒で構いません。
・直接手渡しせず、小さなお盆などに載せてお渡しします。
(お盆も用意しておきましょう)
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