破魔弓は、皇室の男子が誕生されて七日目に行う
「鳴弦の儀(めいげんのぎ)」という弓を使わず、
四方へ向けて弓の弦を弾き鳴らした音で邪気を払うという
意の神事が由来となっている。
古来より矢には魔を破り祓う力があると言われており、
二つのいわれを合わせて病気や災いを破り祓い
子供が無事に健やかに育つようにとの願いが込められています。
破 魔 弓 豆 知 識
破魔弓飾りの主役といえば、弓と矢です。
その中でも矢に使われている羽は破魔弓のイメージを左右する重要な部分です。
現在作られている代表的な羽の種類と特徴の紹介です。
金鶏
キジ科に属し原産は中国
橙地に青黒い横縞の羽が特徴。
銀鶏
首元の羽は白地に藍色の柄があり、その美しさから、高級品として破魔弓飾りに多く用いられております。
キジホロ
雉の手羽の部分で、淡い茶色の縞模様が美しい。
日本固有の鳥で国鳥にも指定されている。
ガチョウ
カンガモ科の鳥で矢羽に使用されているものは
手羽先の固い部分。
柔らかい部分は、羽毛布団などに幅広く利用されている。
フクロウ
フクロウ目フクロウ科の鳥
羽が大変柔らかいのが特徴。